それ、本当に大丈夫?わたしが専門家として伝えたい《危険な食品 ランキング》と避け方

ダイエット

「体にいいと思って選んでいるのに、なぜか疲れやすい」
「ダイエットしても、昔より痩せにくい」

そんな声を、わたしはこれまで何度も聞いてきました。

実はそれ、あなたの努力不足ではありません。
毎日、無意識に口にしている“食品の質”が、
少しずつ腸や代謝を疲れさせているだけかもしれないのです。

わたし自身、美容業界で忙しく働いていた20代、
「ヘルシーそう」「カロリーオフ」という言葉を信じて選んだ食事で、
肌荒れ・不調・メンタルの不安定さを経験しました。

でも、食べる量を減らしても体は変わらなかった。

変わったのは、“何を避けるか”を知ったときでした。

この記事では、不安をあおるためではなく、
あなたの体を守るために知っておいてほしい《危険な食品 ランキング》と、
今日からできる、無理のない避け方を専門家の視点でお伝えします。


  1. 「危険な食品」とは?まず前提を整えましょう
  2. 専門家視点で整理する《危険な食品 ランキング》
    1. 第1位:超加工食品(ウルトラプロセスドフード)
    2. 第2位:加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコン)
    3. 第3位:人工甘味料入り飲料・食品
    4. 第4位:合成着色料・保存料が多い食品
  3. 腸活チヒロの総評|「危険な食品」から学べる、本当に大切なこと
  4. 危険な食品添加物一覧|代表例と注意ポイント
  5. なぜ健康食品でも健康被害が起こるの?
  6. 健康食品・機能性表示食品との正しい付き合い方
    1. まず知っておきたい|健康食品・機能性表示食品の違い
    2. なぜ「効かない」「合わない」が起こるのか
    3. 腸活の視点で見る「正しい順番」
    4. 腸活チヒロが考える「健康食品とのちょうどいい距離感」
    5. 「体にいいもの」より、「体が喜ぶもの」を
  7. よくある質問(FAQ)|不安を手放すためのQ&A
    1. Q. 危険な食品は、やっぱり完全に避けるべきですか?
    2. Q. コンビニや外食は、やっぱり体に悪いですか?
    3. Q. 健康食品やサプリは、もう使わない方がいいですか?
    4. Q. 家族や子どもには、どこまで気をつければいいですか?
    5. Q. ファスティングや腸活をしているのに、変化を感じません
    6. Q. 情報が多すぎて、何を信じればいいかわかりません
  8. 最後に|体は、あなたの味方です
  9. 情報ソース(参考文献)

「危険な食品」とは?まず前提を整えましょう

まず最初に、どうしてもお伝えしておきたい大切なことがあります。

「危険な食品=口にした瞬間、体に悪影響が出る食品」ではありません。

この誤解があると、
・食べることが怖くなる
・外食や家族との食事を楽しめなくなる
・健康情報に振り回されて疲れてしまう
という状態に陥りやすくなります。

実際、私たちが日常的に口にしている多くの食品や食品添加物は、
WHO(世界保健機関)や厚生労働省といった公的機関によって、
「一定の条件下では安全」と評価されたうえで使用されています。

つまり、
存在そのものが“悪”なのではありません。

ただし――。

ここが、とても重要なポイントです。

「一定の条件下で安全」という言葉は、
裏を返せば、条件が崩れたときには
体にとって負担になり得るという意味でもあります。

その条件とは、例えば次のようなものです。

  • どれくらいの量を摂っているか(摂取量)
  • どれくらいの頻度で口にしているか(習慣)
  • どんな食品同士を組み合わせているか
  • その人自身の体質(腸内環境・ホルモンバランス・肝臓の状態)

私はこれまで、
「同じものを食べているのに、片方は元気で、片方は不調になる」
というケースを、何度も目の当たりにしてきました。

その違いを生んでいるのが、
体の“受け取り側の状態”です。

体は、あなたが思っている以上に正直です。

特に、30〜50代の女性は注意が必要です。

この年代は、

  • 女性ホルモンの分泌がゆるやかに変化し
  • 腸内環境も若い頃とは違い
  • 肝臓や代謝の処理能力も少しずつ低下していく

そんな体の変化が、
静かに、でも確実に進んでいます。

そのため、20代の頃には何ともなかった食品が、
「最近なんだか疲れる」
「むくみやすい」
「理由はわからないけど調子が悪い」
といった形で、表に出てくることがあるのです。

これは、あなたが弱くなったわけでも、
年をとったからダメになったわけでもありません。

体が変化したからこそ、
選び方をアップデートするタイミングが来ただけ。

だからこの記事では、
「怖いから全部やめましょう」
「これを食べたら危険です」
という伝え方はしません。

怖がるための知識ではなく、
あなたの体を守り、味方につけるための知識
として、
ここから《危険な食品 ランキング》を一緒に見ていきましょう。

知ることで、
我慢しなくてよくなります。
選べるようになります。
そして何より、食事がラクになります。

専門家視点で整理する《危険な食品 ランキング》

ここからお伝えする《危険な食品 ランキング》は、
よくある「怖さランキング」や「毒性の強さ順」ではありません。

なぜなら、
多くの不調は“強い毒を一度摂ったから”ではなく、
“なんとなく続けている食習慣”から生まれている
と、
わたし自身の経験と、これまで見てきた多くの相談から感じているからです。

そのためこのランキングは、


✔ 日常的に摂りやすい
✔ 無意識のうちに量や頻度が増えやすい
✔ 腸・代謝・ホルモンバランスに影響しやすい

という観点で整理しています。

「たまに」より「いつも」が、体をつくります。

読んでいて、
「これ、毎日食べてるかも…」
と感じるものがあったら、
それは“ダメ”のサインではありません。

体からの、静かなメッセージだと思って受け取ってください。


第1位:超加工食品(ウルトラプロセスドフード)

実は、いちばん体に負担をかけやすいのは、
「特定の食品添加物」ではありません。

本当に影響が大きいのは、
食品そのものが、どんな目的で設計されているかです。

超加工食品とは、
NOVA分類で「工業的に高度加工された食品」を指します。

ここでいう加工とは、
家庭での調理ではなく、
工場で“食べやすく・おいしく・止まらなくなるように”作られた加工のこと。

代表的なものは、次のような食品です。

  • 菓子パン・惣菜パン
  • スナック菓子
  • 即席麺・カップ麺
  • 冷凍・レトルトの高加工食品

これらに共通しているのは、

  • 食品添加物が多く使われている
  • 糖質・脂質が高く、食べやすい
  • 食物繊維や微量栄養素が少ない

つまり、
お腹はいっぱいになるのに、腸は満たされない食品です。

血糖値は急激に上がり、
インスリンが大量に分泌され、
そのあと急降下する。

その繰り返しが、
「疲れやすい」
「甘いものがやめられない」
「なぜか太りやすい」
といった状態につながっていきます。

研究でも、超加工食品の摂取量が多い人ほど、
肥満・心血管疾患・早期死亡リスクが高まる関連が報告されています。

「忙しいから仕方ない」が、体に積み重なっていく。

誤解してほしくないのは、
完全にやめる必要はないということ。

仕事で疲れている日、
誰かと楽しく食べる日、
そういう場面で助けてくれるのも、また事実です。

ただ、
「ほぼ毎日」になっているなら、
一度立ち止まって見直す価値はとても大きい

腸は、正直です。
続けたものを、そのまま結果として返してきます。


第2位:加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコン)

「タンパク質が摂れるから体にいい」
そう思われがちな加工肉。

実際、忙しい毎日の中では、
とても手軽で、頼りになる存在です。

ただ、専門家の視点で見ると、
気をつけたいポイントがあります。

それが、
発色剤として使われる「亜硝酸ナトリウム」です。

亜硝酸ナトリウムは、
肉の色をきれいに保ち、
食中毒を防ぐ目的で使われています。

つまり、
役割があって使われている添加物でもあります。

ただし、体内で条件がそろうと、
ニトロソアミンという物質に変化する可能性があり、
発がん性との関連が指摘されているのも事実です。

もちろん、
国は使用量の基準を定めています。

ですが、ここでも問題になるのは、
「少量でも、毎日続くかどうか」です。

  • 毎朝のハムトースト
  • お弁当のウインナー
  • 夕食のベーコンやハム

こうした習慣が重なると、
知らないうちに摂取量が積み上がっていきます。

問題は“量”より“習慣”。

わたし自身、
「便利だから」「家族が好きだから」と、
当たり前のように使っていた時期がありました。

でも、腸の調子や肌の変化を見て、
“たまに食べるもの”に位置づけを変えただけで、
体の反応が大きく変わったのです。

選ぶなら、
無添加・発色剤不使用のものを選び、
「毎日」ではなく「楽しみとして」取り入れる。

それだけで、
体への負担はぐっと減らせます。


第3位:人工甘味料入り飲料・食品

「甘いものはやめたい」
「でも、我慢ばかりのダイエットはもうしたくない」

そんな思いから、
人工甘味料入りの飲料やお菓子を選んでいる方は、
とても多いのではないでしょうか。

わたしもその一人でした。

カロリーゼロ。
糖質オフ。
“罪悪感なく甘さを楽しめる”という言葉に、
どれだけ救われたかわかりません。

でも同時に、
こんな変化も感じていました。

  • 甘いものが前よりやめられない
  • 食後の満足感が薄い
  • なぜか常に何かを欲している

人工甘味料(アスパルテームなど)は、
血糖値を大きく上げない一方で、
脳と腸に「甘いのにエネルギーが入ってこない」という混乱を起こす可能性があると指摘されています。

脳は「甘い=エネルギーが来るはず」と準備するのに、
実際にはエネルギーが届かない。

そのズレが続くと、
食欲のコントロールが乱れやすくなるのです。

さらに、研究では、
人工甘味料が腸内細菌のバランスに影響を与える可能性も示唆されています。

「太らないはずなのに、痩せない」理由はここにある。

特に、ダイエット中・ファスティング後・疲れているときほど、
人工甘味料に頼りやすくなります。

だからこそ、いきなり全部やめなくていい。

まずは、
毎日飲んでいるドリンクを一杯だけ変えてみる
それだけでも、腸と感覚は少しずつ整っていきます。

甘さをゼロにするより、
“本物の甘さを、ちゃんと味わう体”に戻してあげる
それが、遠回りに見えて一番ラクな近道です。


第4位:合成着色料・保存料が多い食品

スーパーやコンビニに並ぶ、
色鮮やかで、つやつやした食品。

忙しい毎日の中では、
「きれい」「おいしそう」「便利」
それだけで、十分な理由になります。

ただ、体はときどき、
その“きれいさ”に違和感を覚えることがあります。

合成着色料(タール色素)や保存料は、
見た目を保ち、食品を長持ちさせるために使われます。

役割があって使われているものですし、
国の基準もあります。

それでも、腸が弱っているときや、
疲れが溜まっているときには、

  • 頭が重い
  • なんとなく気分が落ちる
  • 肌がムズムズする

といった、
はっきりしない不調として現れることがあります。

原因不明の不調は、食べものが教えてくれることもある。

特に、

  • 色がやたらと鮮やか
  • 長期間保存できる
  • 原材料表示がカタカナだらけ

こんな食品が続いているときは、
腸が「少し休ませて」とサインを出しているのかもしれません。

わたし自身、
原因がわからない不調が続いていた時期、
まず“色の濃い加工食品”を減らすことから始めました。

すると、数日〜数週間で、
体の重さや、思考のクリアさが変わってきたのです。

ここでも大切なのは、
ゼロにすることではありません。

お祭りの日、
誰かと楽しむ時間、
そういう「心が喜ぶ場面」では、気にしなくていい。

でも、
何気ない日常こそ、シンプルな食品を選ぶ

その積み重ねが、
腸を守り、感情を安定させ、
「なんとなく元気」を取り戻してくれます。


腸活チヒロの総評|「危険な食品」から学べる、本当に大切なこと

ここまで、《危険な食品 ランキング》を見てきました。

もしかすると、
「思い当たるものが多すぎて、ちょっと不安になった」
そんな気持ちになった方もいるかもしれません。

でも、まず深呼吸してください。

この記事は、あなたを怖がらせるためのものではありません。

わたしがこのランキングを通して一番伝えたかったのは、
“危険な食品がある”という事実よりも、
“体はちゃんとサインを出している”ということ
です。

超加工食品、加工肉、人工甘味料、合成着色料や保存料。

どれも、
「知らずに、なんとなく、当たり前のように」
日常に入り込みやすい食品ばかりでした。

そして不調は、
ある日突然ドンと現れるのではなく、

✔ 少し疲れやすい
✔ なんとなく気分が重い
✔ 体重が落ちにくい
✔ 甘いものがやめられない

そんな“小さな違和感”として、静かに始まります。

不調は、失敗じゃない。気づきのサイン。

わたし自身、
「ちゃんと気をつけているつもり」だったのに、
体も心も整わなかった時期がありました。

でも、その原因は、
意志の弱さでも、知識不足でもなく、

体が変わっているのに、
食べ方だけが昔のままだった
ことでした。

年齢とともに、
腸の状態も、ホルモンのバランスも、
代謝のリズムも、確実に変わっていきます。

だから必要なのは、
「完璧な食事」ではありません。

今の体に合った、やさしい選び直しです。

全部やめなくていい。
一生我慢しなくていい。
好きなものを責めなくていい。

まずは、

  • 毎日食べているものを一つ減らす
  • 飲み物を一杯だけ変える
  • 原材料表示を一度だけ見てみる

それだけで、体はちゃんと応えてくれます。

腸は、
あなたが思っている以上に、回復力があります。

そして、腸が整い始めると、
不思議なくらい、心も静かになっていきます。

食べないことは、我慢じゃない。
整えるための、再起動の時間。

このランキングが、
「何を食べるか」より先に、
「どう自分の体と付き合うか」
考えるきっかけになったなら、

それ以上に、うれしいことはありません。

あなたの体は、
ずっと、あなたの味方です。

危険な食品添加物一覧|代表例と注意ポイント

ここでは、「名前を聞くと少し不安になる」ことの多い食品添加物を、
腸活の視点から、整理してお伝えします。

まず大前提としてお伝えしたいのは、
食品添加物は、すべてが危険だから使われているわけではないということです。

保存性を高めたり、食中毒を防いだり、
私たちの生活を支える役割を担っているものも、確かにあります。

それでもなお、腸活の現場で多く感じるのは、
「体調が不安定な人ほど、影響を受けやすい」という事実です。

同じものを食べても、体の反応は人それぞれ。

ここで挙げる添加物は、
「絶対に避けるべきもの」というよりも、
“頻度と量を意識したい代表例”だと受け取ってください。

  • アスパルテーム
    合成甘味料として、清涼飲料水やガム、ダイエット食品によく使われています。
    カロリーがほとんどない一方で、腸内環境や食欲のコントロールに影響する可能性が指摘されています。
    わたしの経験では、「甘いものがやめられない」「満足感が続かない」と感じる方ほど、摂取頻度が高い傾向があります。
  • 亜硝酸ナトリウム
    ハム・ソーセージ・ベーコンなどの加工肉に使われる発色剤です。
    食中毒防止という役割がある一方、体内で条件がそろうと別の物質に変化する可能性があり、
    「毎日少しずつ」が続くことで、体への負担になることがあります。
  • タール色素
    菓子類やデザート、加工食品の鮮やかな色を保つために使われます。
    腸が弱っているときや、疲労がたまっているときに、
    かゆみ・頭重感・なんとなくの不調として現れるケースをよく見かけます。
  • ソルビン酸カリウム
    惣菜や加工食品に使われる保存料です。
    長期間保存できる便利さの裏側で、
    腸内細菌にとっては刺激になることがあり、
    「お腹の張り」や「重さ」を感じやすい人もいます。
  • BHA・BHT
    油脂の酸化を防ぐために使われる酸化防止剤です。
    スナック菓子やインスタント食品に多く、
    体の解毒を担う肝臓や腸が疲れているときほど、影響が出やすい印象があります。

こうして見ると、
「聞いたことがある名前」ばかりかもしれません。

だからこそ大切なのは、

「入っている=悪」ではなく、
「どれくらいの量を、どれくらいの頻度で摂っているか」
という視点です。

わたしはよく、
「原材料表示は、後ろから3分の1を見てください」
とお伝えしています。

カタカナの添加物名がずらっと並んでいたら、
その食品は、あなたの体を責めるためではなく、

“たまの楽しみ”として味わうものに回しましょう。

逆に、
毎日食べるものは、
原材料がシンプルで、
「家で作ろうと思えば作れそう」な食品を選ぶ。

日常が、腸をつくります。

完璧を目指す必要はありません。

でも、知って選ぶようになるだけで、
腸は確実に、ラクになっていきます。

食品添加物は、敵ではありません。

距離感を知ることが、
体と仲直りする第一歩
なのです。

なぜ健康食品でも健康被害が起こるの?

「健康食品=体にいい」

この言葉は、
とてもやさしく、魅力的に聞こえます。

疲れているとき、
不調が続くとき、
「これを飲めば楽になるかもしれない」

そう思って手に取る気持ちは、
わたし自身、何度も経験してきました。

だからこそ、はっきりお伝えしたいのです。

「健康食品=安全」という思い込みこそが、
いちばんの落とし穴になることがある。

実際に、国立健康・栄養研究所には、
サプリメントや健康食品の摂取による

肝機能障害・胃腸不調・原因不明の体調悪化

といった報告が、数多く寄せられています。

これを聞くと、
「え、そんなに危ないの?」
と不安になるかもしれません。

でも、ここでも大切なのは、
“健康食品そのものが悪い”のではないという視点です。

問題になりやすいのは、次のような使い方です。

  • 良さそうなものを、同時にいくつも飲んでいる
  • 「体にいいから」と、年単位で摂り続けている
  • 疲労・ストレス・腸の乱れがある状態で使っている

ここで少し、体の仕組みの話をします。

健康食品やサプリメントは、
体に入った瞬間から、肝臓と腸が処理を担当します。

つまり、

腸や肝臓が元気なときには問題にならなくても、
弱っているときには「負担」になる
のです。

助けのはずが、重荷になることもある。

特に、

  • 食事量を減らしている
  • ファスティング中・直後
  • 寝不足・ストレスが続いている

こうした状態では、
体の処理能力が一時的に落ちています。

そのタイミングで、
「もっと良くなりたい」という思いから、
健康食品を重ねてしまう。

すると、

体は回復に集中したいのに、
処理すべきものが増えてしまう
という、
ちぐはぐな状態が起こります。

わたしがこれまで相談を受けてきた中でも、

「健康のために始めたはずなのに、
飲み始めてから調子が悪くなった」

という声は、決して少なくありません。

そんなとき、わたしは必ずこうお伝えします。

足す前に、減らしましょう。

サプリを増やすよりも、
一度やめてみる。

量を減らすよりも、
頻度を下げてみる。

それだけで、体がスッと楽になるケースは、
本当に多いのです。

健康食品は、
「体を整える主役」ではありません。

あくまで、
土台(食事・腸・睡眠)が整ったあとに使う、補助的な存在

整っていない体に、足しても届かない。

もし今、
たくさんの健康食品を飲んでいるのに、
体調が良くならないと感じているなら、

それはあなたの体が、
「少し休ませて」と教えてくれているサインかもしれません。

健康食品を疑うより、
自分の体の声を、信じてあげてください。

健康食品・機能性表示食品との正しい付き合い方

ここまで読んでくださったあなたは、
もう気づいているかもしれません。

「体にいいものを選んでいるつもりなのに、
なぜか整わない」

その違和感の正体は、
健康食品そのものではなく、
付き合い方にあることがとても多いのです。


まず知っておきたい|健康食品・機能性表示食品の違い

一言で「健康食品」と言っても、
実はいくつかの種類があります。

  • いわゆる健康食品・サプリメント
    → 法的な定義はなく、効果を国が保証しているわけではありません。
  • 機能性表示食品
    → 事業者が科学的根拠をもとに「機能」を表示できる食品。
    ただし、国が効果や安全性を審査・保証しているわけではありません。
  • 特定保健用食品(トクホ)
    → 国が個別に審査し、一定の効果が認められたもの。

ここでとても大切なのは、

機能性表示食品=国が効果を保証している
ではない、という点です。

「科学的根拠がある」と「あなたに効く」は、
必ずしもイコールではありません。

データと、体感は、別もの。


なぜ「効かない」「合わない」が起こるのか

機能性表示食品やサプリメントは、
あくまで“特定の成分”に注目して作られています

でも、人の体は、
そんなに単純ではありません。

腸の状態、
ホルモンバランス、
ストレス、睡眠、食事内容。

それらすべてが絡み合った中で、
はじめて「効く・効かない」が決まります。

わたしが相談を受けていて特に多いのが、

「良いと聞いて飲んでいるけど、
正直、変化を感じない」

という声。

その多くは、
土台(腸・食事・生活リズム)が整っていない状態で、
上から何かを足している
ケースです。

土台が不安定だと、どんな栄養も届かない。


腸活の視点で見る「正しい順番」

腸活の現場で、
わたしが一貫してお伝えしている順番があります。

  1. 減らす(負担をかけているものをやめる)
  2. 整える(腸・食事・睡眠)
  3. 足す(必要なものを、必要な分だけ)

多くの方が、
この順番を飛ばしてしまいます。

「何か足せば良くなるはず」
という気持ちが、先に来てしまうからです。

でも本当は、

足す前に、減らす。
足すなら、期間と目的を決める。

これだけで、体の反応はまったく変わります。


腸活チヒロが考える「健康食品とのちょうどいい距離感」

わたしは、
健康食品や機能性表示食品を、
全面否定しているわけではありません。

必要なタイミングで、
正しく使えば、
心強いサポートになることも、確かにあります。

ただし、条件があります。

  • 目的がはっきりしている
  • 一度にたくさん使わない
  • 「ずっと続ける前提」にしない

そして何より、

「これがないと不安」になっていないか

ここを、ぜひ自分に問いかけてみてください。

依存になった瞬間、健康から遠ざかる。


「体にいいもの」より、「体が喜ぶもの」を

情報があふれる今の時代、
「体にいい」と言われるものは、次々に現れます。

でも、腸活を続けてきて、
わたしが一番強く感じているのは、

正解は、外ではなく、体の中にあるということ。

飲んだあと、
食べたあと、

✔ お腹はどう感じているか
✔ 呼吸は深くなっているか
✔ 気持ちは落ち着いているか

その感覚こそが、
あなたにとっての「合っている・合っていない」の答えです。

健康食品は、
あなたを健康にしてくれる“魔法”ではありません。

あなたの体が、
本来持っている回復力を引き出すための、補助輪
です。

補助輪は、
ずっと付けたままでいるものではありません。

外せるタイミングが来たら、
少しずつ手放していい。

それが、
腸と仲良く生きていく、いちばん自然な形だと、
わたしは思っています。

よくある質問(FAQ)|不安を手放すためのQ&A

Q. 危険な食品は、やっぱり完全に避けるべきですか?

A. いいえ、完全に避ける必要はありません。

もし「もう食べちゃダメなんだ」と感じたなら、
それは健康に近づいているサインではなく、
ストレスが増えているサインかもしれません。

体は、
少しの刺激や、楽しみがあった方が、むしろ安定します。

大切なのは、

✔ 毎日なのか
✔ たまになのか

この違いだけです。

「これは毎日のごはん」「これは楽しみ」
その線引きができるようになれば、
体はちゃんとバランスを取り戻します。

我慢しない人ほど、続けられる。


Q. コンビニや外食は、やっぱり体に悪いですか?

A. そんなことはありません。

今の時代、
コンビニや外食をゼロにするのは、現実的ではありませんし、
それを目指す必要もありません。

腸活の視点で大切なのは、
「どこで買うか」より「どう選ぶか」です。

たとえば、

  • 揚げ物だけにしない
  • たんぱく質を一品足す
  • 甘い飲み物を水やお茶に変える

そんな小さな選択の積み重ねで、
腸への負担は大きく変わります。

完璧を目指すより、
「今日はこれができた」を数えてください。


Q. 健康食品やサプリは、もう使わない方がいいですか?

A. 使っても大丈夫です。ただし、主役にはしないでください。

健康食品は、
あなたの体を整えてくれる“魔法”ではありません。

土台(食事・腸・睡眠)を支える、補助的な存在です。

「これがないと不安」
そう感じ始めたら、
少し距離を置くサインかもしれません。

安心は、サプリより、体の感覚から生まれる。


Q. 家族や子どもには、どこまで気をつければいいですか?

A. 完璧を求めなくて大丈夫です。

特に、家族がいると、
「ちゃんとしたものを食べさせなきゃ」
と、自分を追い込んでしまいがちですよね。

でも、
食事は“管理”ではなく“関係性”です。

毎日のおやつが、
少しシンプルになる。

甘い飲み物が、
少し減る。

それだけでも、十分です。

子どもにとって一番の栄養は、
安心して食べられる空気だと、
わたしは思っています。


Q. ファスティングや腸活をしているのに、変化を感じません

A. それは、失敗ではありません。

体は、
壊れるのには時間がかかりますが、
整うのにも、少し時間がかかります。

特に、長年がんばってきた体ほど、
回復は、静かで、ゆっくりです。

体重や数字よりも、

  • 朝の目覚め
  • お腹の感覚
  • 気分の安定

そんな小さな変化に、目を向けてみてください。

変わっていないようで、ちゃんと進んでいる。


Q. 情報が多すぎて、何を信じればいいかわかりません

A. その感覚、とても健全です。

本当に危険なのは、
疑問を持たなくなること

正しいかどうかより、
「読んで不安になるか、安心するか」を、
ひとつの基準にしてください。

体は、
安心しているときの方が、よく整います。

あなたの体が「ほっとする選択」こそが、
今のあなたにとっての正解です。


最後に|体は、あなたの味方です

ここまで、長い時間をかけて読んでくださり、ありがとうございます。

もしかすると今、
「知らなかったことが多すぎた」
「少し反省してしまった」
そんな気持ちも、どこかにあるかもしれません。

でも、どうか覚えておいてください。

ここまで読めたあなたは、
もう十分に、自分の体を大切にし始めています。

食べてきたものを、責めなくていい。
選び間違えた日を、悔やまなくていい。

体は、
過去よりも「これから」を見ています。

体は、あなたの言葉と選択を、ちゃんと聞いている。

危険な食品、添加物、健康食品。

どれも、
「知ってしまったら不安になるもの」ではなく、
「知ったからこそ、振り回されなくなるもの」です。

今日からできることは、
ほんの少しでいい。

  • 飲み物を一杯変えてみる
  • 原材料表示を一度だけ見てみる
  • 疲れている日は、無理をしない

それだけで、体はちゃんと応えてくれます。

腸は、
あなたが思っている以上に、回復力があります。

だから、急がなくていい。
完璧を目指さなくていい。

整えることは、戦うことじゃありません。
やさしく戻っていくこと。

もしまた、
何を信じていいかわからなくなったら、
「体はどう感じている?」と、
そっと問いかけてみてください。

その答えが、
あなたにとっての正解です。

食べないことは、我慢じゃない。
整えるための、再起動の時間。

あなたの体と心が、
今日よりも少し軽く、
明日を迎えられますように。

わたしは、いつも、
あなたの味方です。


情報ソース(参考文献)

本記事は、食品添加物・健康食品・機能性表示食品に関する公的機関および医学文献データベースの情報を参考に作成しています。
なお、食品や健康食品の影響には個人差があり、体質・既往歴・服薬状況・摂取量や頻度によって感じ方が変わることがあります。体調不良が続く場合や持病がある場合は、自己判断で摂取や制限を行わず、医師・管理栄養士など専門家へご相談ください。

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