ダイエットは食事が9割って本当?なかなか痩せない・体重が増えた人ほど読むべき話
ダイエット
ダイエットを始めたのに、
なかなか痩せない。
それどころか、体重が増えてしまった。
「ちゃんと食事も気をつけているのに」
「運動もしているのに」
そんなふうに、自分を責めていませんか。
でも、最初に伝えさせてください。
それは、あなたの努力が間違っているわけではありません。
実は、ダイエットには
“一時的に体重が増える時期”や、
“なかなか減らない準備期間”が存在します。
そしてその時期を越えた人だけが、
ある日突然、「あれ?急に痩せ始めた」
そんな変化を感じるのです。
この記事では、
「ダイエットは食事が9割」と言われる本当の意味と、
なかなか痩せない人ほど知っておいてほしい体の仕組みを、
専門的な視点と、わたし自身の経験を交えてお伝えします。
もし今、
「もう何を信じていいかわからない」
「このまま続けて意味があるの?」
そんな不安を抱えているなら。
この記事は、あなたのためのものです。
体を責めるダイエットから、
体と仲直りするダイエットへ。
ダイエットは本当に「食事が9割」なのか?
結論から言うと、半分正解で、半分は誤解です。
わたし自身、過去に何度もこの言葉に振り回されてきました。
「食事が9割なら、もっと減らさなきゃ」
「食べてるから痩せないんだ」
そうやって、食事を敵のように扱っていた時期があります。
確かに、体重の増減にもっとも大きく影響するのは食事です。
これは、現場で何千人もの体を見てきた今でも、はっきり断言できます。
でも、ここで多くの人が勘違いしてしまうのが、
「食事が9割=食べる量を減らせば痩せる」
という短絡的な解釈。
本当の意味は、まったく違います。
「減らす」ではなく「整える」
これが、ダイエットにおける食事の本質です。
体は、カロリーだけで動いていません。
栄養・ホルモン・腸内環境・ストレス。
これらすべての情報を受け取りながら、
「今は痩せるべきか、守るべきか」を判断しています。
例えば、カロリーは控えているのに痩せない人。
この場合、体はこう判断していることが多いのです。
「栄養が足りない」
「ストレスが多い」
「今は減らすと危険」
すると体は、脂肪を落とすどころか、
必死に溜め込もうとします。
わたしはこれを、
“体の防災モード”と呼んでいます。
防災モードに入った体に、
「もっと減らそう」「もっと頑張ろう」と追い打ちをかけても、
結果は出ません。
むしろ、必要なのは逆。
安心できる材料を、ちゃんと入れてあげること。
食事が9割という言葉は、
「我慢しなさい」という意味ではありません。
体に、正しい情報を与えていますか?
体が安心できる食事になっていますか?
この問いに「YES」と言えるようになったとき、
体はようやく、痩せる方向へ舵を切ってくれます。
ダイエットは、戦いではありません。
対話です。
食事を変えるということは、
体との関係を、もう一度結び直すこと。
だからこそ、
食事が9割。
でもそれは、「削る」9割ではなく、
「整える」9割なのです。
なかなか痩せない人に起きている体の中のリアル
- 食事量は減っているのに、栄養不足
- 体が省エネモードに入っている
- 脂肪を守ろうとしている
これを読むと、
「そんなの分かってる」
「でも、減らさないと太る気がする」
そう感じる方もいるかもしれません。
実は、わたしもずっとそうでした。
食べる量を減らせば減らすほど、
なぜか体は重くなり、気持ちは不安定になっていく。
今なら分かります。
それは痩せない体になっていたのではなく、
生き延びようとする体になっていただけ。
食事量が減っても、
体に必要な材料――
たんぱく質、ミネラル、脂質、ビタミン――が足りていないと、
体は「危険だ」と判断します。
すると、代謝を落とし、
エネルギー消費を最小限に抑え、
脂肪を「非常用エネルギー」として守り始めます。
これが、よく言われる省エネモードです。
ここで大切なのは、
この状態は失敗でも怠けでもないということ。
体があなたを守っているだけなのです。
わたしはよく、相談に来てくださった方にこう伝えます。
「あなたの体、すごく真面目ですよ」って。
食べない。
動く。
我慢する。
それでも痩せない。
それは、体がサボっているのではなく、
これ以上削ったら壊れてしまうと分かっているから。
だからこそ、
なかなか痩せないときに必要なのは、
「もっと頑張る」ことではありません。
必要なのは、
体に安心を与えること。
ちゃんと食べる。
ちゃんと休む。
ちゃんと満たす。
この積み重ねが、
体のブレーキを少しずつ外してくれます。
痩せない時期は、
体があなたを裏切っている時間ではなく、
あなたを守り続けてくれている時間。
そう捉えられたとき、
ダイエットの景色は、
きっと変わり始めます。
ここまで読んで、
「痩せない理由は分かった」
「でも、じゃあ私は何をすればいいの?」
そう感じているかもしれません。
安心してください。
この答えは、決して難しくありません。
大切なのは、
体を追い込む方向に頑張らないこと。
そして、体が安心できる選択を一つずつ重ねること。
痩せない原因が「意志の弱さ」ではなく、
体の防御反応だと分かった今、
取るべき行動は真逆になります。
もっと減らす → もうやらない。
もっと我慢する → 必要ない。
これからお伝えするのは、
今日から無理なく始められることだけ。
一気に変える必要も、
完璧を目指す必要もありません。
体に「もう大丈夫だよ」と伝えるための、
小さな整え方。
ここから先は、
「頑張るダイエット」ではなく、
「戻っていくダイエット」の話です。
ダイエット開始直後に体重が増える理由
ダイエットを始めて数日〜1週間。
「よし、頑張ろう」と思っていた矢先に、
体重が増える。
この瞬間、
「やっぱり私には無理なんだ」
「もう何をやってもダメ」
そんな声が、頭の中に浮かんできませんか。
でも、ここで一度、深呼吸してほしいのです。
水分量の変化、腸の動き、ホルモンの調整。
体は今、新しい状態に必死に適応しようとしている最中です。
特に、食事内容を変えた直後は、
腸内環境が動き始め、
一時的に水分を多く抱え込むことがあります。
これは太ったのではなく、
体が変わろうとしている証拠。
わたし自身、何度もこの時期を経験しました。
「なんで増えるの?」と不安になり、
過去にはここでやめてしまったこともあります。
でも、続けたときだけ、
ある変化が必ず訪れました。
・朝、体が軽い
・お腹の張りが減る
・便の質が変わる
体重より先に、
体の感覚が変わり始めるのです。
📌 ここでやめてしまうのが一番もったいない。
体は「準備」を終えたあと、
本当に静かに、でも確実に変わり始めます。
体はとても正直です。
急かされると閉じ、
安心すると、そっと動き出します。
だから、体重が増えたこの時期こそ、
「間違ってないよ」と伝えてあげてください。
数字だけを見て、自分を責めないで。
今はまだ、
体がスタートラインに立ったところなのです。
ここを越えた人だけが、
「ある日ふっと軽くなる」
そんな瞬間に出会います。
痩せる順番を知らないと、心が折れる
- 内臓・腸・ホルモン
- むくみ・炎症
- 見た目
- 体重(最後)
この順番を知らないままダイエットをすると、
多くの人が途中で「もう無理」と感じてしまいます。
なぜなら、
一番最初に変わらないのが、体重だから。
わたしも昔、体重計に乗るたびに一喜一憂していました。
「昨日より増えてる」
「全然減らない」
そのたびに、心がすり減っていく。
でも、腸やホルモンの勉強をして、
多くの体を見ていく中で、
ある事実に気づいたのです。
体は、外から見えるところより先に、
中から変わる。
まず整うのは、
内臓、腸、ホルモンといった、
生きるために一番大切な部分。
ここが不安定なまま、
体重だけを落とそうとすると、
体は強く抵抗します。
次に起きるのが、
むくみや炎症が引いていく変化。
「最近、顔がすっきりした」
「指輪が緩くなった」
そんな小さなサインが、
実はとても大きな前進です。
そしてようやく、
鏡に映る自分が少し変わり、
服の着心地が変わる。
それでも、
体重はまだ動かないかもしれません。
でも、それでいいのです。
体重は、
一番最後に、静かに動く指標。
体重だけを見ていると、
変化の8割を見逃します。
逆に言えば、
体の感覚や見た目の変化に気づける人ほど、
ダイエットはうまくいきます。
体は、
「準備が整った」と感じたときにしか、
脂肪を手放しません。
だから、
数字が動かない時期は、
失敗ではなく、準備期間。
この順番を知っているだけで、
焦りは減り、
続ける力が生まれます。
ダイエットは、
体重計と戦うことではありません。
体の変化に、
気づいてあげること。
それができた人から、
自然と「痩せ始めるゾーン」に入っていきます。
「急に痩せ始めた」人が必ず通る分岐点
ダイエット相談をしていると、
ときどき、こんな言葉を聞きます。
「特に何も変えてないのに、急に体重が落ち始めたんです」
「頑張るのをやめたら、なぜか痩せました」
一見、不思議に聞こえますよね。
でも、この現象には、ちゃんと理由があります。
それが、
食事を減らす → 食事を整える
へ切り替わった瞬間。
わたし自身、この分岐点を越えたとき、
はっきりと体の反応が変わるのを感じました。
それまでは、
「食べたら太る」
「減らさないと痩せない」
そんな思い込みの中で、ずっと体を追い込んでいた。
でも、食事の考え方を変えた途端、
体はまるで「待ってました」と言うかのように、
静かに動き始めたのです。
- たんぱく質が足りている
- 血糖値が乱れにくい
- 腸がきちんと動いている
この3つがそろうと、
体の中では大きな変化が起きます。
・無理な食欲が出にくくなる
・間食が自然と減る
・エネルギーの使い方が変わる
ここで初めて、
体は「脂肪を使ってもいい」と判断します。
だから、
体重は狙って落とすものではなく、
整った結果として、あとからついてくる。
体重は、追いかけるものではありません。
体が安心したときに、そっと手放すもの。
この分岐点を越えた人は、
もう以前のようなダイエットには戻れません。
なぜなら、
「頑張らなくても、体は変わる」
という感覚を、知ってしまうから。
もし今、
「まだ痩せない」
「変化が見えない」
そう感じていたとしても。
あなたは、
この分岐点の手前にいるだけかもしれません。
体を疑うのではなく、
体が整うのを、もう少しだけ待ってあげてください。
その先に、
「急に痩せ始めた」という感覚が、
きっと待っています。
激痩せダイエットが危険な理由
「短期間で−5kg」
「1週間で激痩せ」
こんな言葉を見ると、心が揺れますよね。
わたしも過去、
何度もそのスピードに期待しては、
同じ場所に戻ってきました。
短期間で落ちる体重の正体は、
脂肪ではなく、筋肉・水分・ホルモン。
その結果、リバウンドしやすい体になります。
ここで、少し冷静に考えてみてください。
脂肪は、体にとって
最後まで守りたいエネルギーです。
そんな大切なものが、
数日や1〜2週間で大量に落ちるとしたら、
それは体にとって異常事態。
だから体は、
真っ先に「削っても生きられるもの」から手放します。
それが、筋肉。
そして、水分。
さらに、ホルモンバランス。
一時的に体重は落ちます。
でもその代償として、
- 代謝が下がる
- 疲れやすくなる
- 食欲が乱れる
- 前より太りやすくなる
こうして、
「もう二度と痩せない気がする体」が完成してしまう。
わたしはこの状態の方を、
本当にたくさん見てきました。
「前はもっと簡単に痩せたのに」
「何をしても反応しない」
そんな言葉の裏には、
過去の激痩せダイエットが隠れていることが多いのです。
だから、はっきり言いますね。
激痩せは、成功ではありません。
それは、体からのSOS。
ダイエットは、
体を小さくする競争ではなく、
体を長く大切に使うための設計。
ゆっくりしか変わらない体は、
実はとても賢くて、
裏切らない体です。
もし今、
「早く結果を出したい」
「一気に変わりたい」
そんな気持ちが強くなっていたら。
それは、
あなたが怠けているからではなく、
これまで頑張りすぎてきた証拠。
どうか、
体を驚かせる選択ではなく、
体が安心できる道を選んでください。
その先にある変化は、
派手ではないけれど、
ちゃんと続く変化です。
ダイエットを成功させる本当のスタート地点
ダイエットという言葉を聞くと、
「頑張らなきゃ」
「我慢しなきゃ」
そんな気持ちが、無意識に湧いてきませんか。
でも、ここまで読んでくださったあなたには、
もう一つ、大切な視点を持ってほしいのです。
痩せる人は、体を責めません。
体の声を聞きます。
わたし自身、過去は真逆でした。
食べたら責める。
太ったら否定する。
体を「言うことを聞かせる対象」として扱っていた。
でも、腸や栄養、ホルモンの仕組みを学び、
体の反応を丁寧に見ていくうちに、
気づいたことがあります。
体は、
敵ではなく、ずっと味方だったということ。
体調が崩れたのも、
痩せなかったのも、
全部「教えてくれていたサイン」だったのです。
- 何を食べると、体が楽か
- 何を食べると、体が重くなるか
- どんな時に、太りやすくなるか
この問いに、
正解はありません。
あるのは、
あなたの体だけが知っている答え。
そして、この答えを知ることが、
ダイエットの最短ルートになります。
なぜなら、
自分の体の取扱説明書を持っている人は、
もう迷わないから。
流行に振り回されず、
他人の成功例に焦らされず、
「今の自分」に合った選択ができる。
それは、
一生使える力です。
ダイエットを成功させるスタート地点は、
体重計の数字でも、
カロリー表でもありません。
自分の体の声を、
ちゃんと聞こうと決めた瞬間。
そこから始まったダイエットは、
もうリバウンドという言葉と、
無縁になります。
まとめ|数字より先に、体の土台を整えよう
ここまで、本当によく読み進めてくださいました。
ダイエットに悩み、迷い、それでも「知ろう」としているあなたは、
もうそれだけで、以前とは違う場所に立っています。
- ダイエットは食事が9割 → 量より質
- 体重が増えた → 調整中
- なかなか痩せない → 準備段階
- 急に痩せ始めた → 整った証拠
体は、あなたの敵じゃありません。
ずっと味方でいようとしているだけ。
わたしは、これまで本当に多くの「痩せたい気持ち」を見てきました。
そのほとんどが、
真面目で、頑張り屋で、我慢強い人でした。
だからこそ、
うまくいかないと、
一番最初に自分を責めてしまう。
でも、今日からは、
その矢印を少しだけ変えてほしいのです。
「どうして痩せないんだろう」ではなく、
「体は、今なにを守ろうとしているんだろう」
そう問いかけるだけで、
ダイエットは戦いではなく、
対話に変わります。
数字は、
とても分かりやすい指標です。
でも、正直で、正確で、裏切らないのは、
体の感覚。
お腹の軽さ。
朝の目覚め。
気持ちの安定。
それらはすべて、
体からの「うまくいってるよ」という合図です。
体は、あなたの言葉をずっと聞いている。
「大丈夫」と伝えたとき、
いちばん力を発揮する。
もし今、
「もう少し自分の体を信じてみようかな」
そう思えたなら。
それが、
ダイエット成功の本当のスタートです。
注意事項
本記事は、ダイエットやファスティング、食事改善に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、医療行為・診断・治療を目的としたものではありません。
体調や体質、持病の有無、服薬状況によっては、食事制限やファスティングが適さない場合があります。
特に以下に該当する方は、必ず医師や管理栄養士などの専門家にご相談ください。
- 妊娠中・授乳中の方
- 糖尿病・甲状腺疾患・摂食障害の既往がある方
- 持病があり治療中、または服薬中の方
- 極端な体重減少や体調不良が続いている方
また、ダイエットの効果や体重変化には個人差があります。
本記事の内容は「必ず痩せる」「短期間で結果が出る」ことを保証するものではありません。
ご自身の体の声を最優先に、無理のない範囲で実践してください。
参考資料・情報ソース
※本記事では、上記の公的機関・医学論文・専門機関の情報を参考にしつつ、筆者自身の専門知識および臨床・指導経験をもとに内容を構成しています。
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